ひろくんのブログ

ひろくんが考えたことを書きます

みんなが会社をやめる理由

 ひろくんは今の会社に15年ぐらい居て、飲み会部長でもあるので、たくさんの送別会を企画してきました。今回も面倒見てた後輩が辞めたいと言ってきて、みんなどんな理由で辞めるのだろうと思い返しました。

 辞めていった人の多くが3年目ぐらいでした。それぐらいの時期って、仕事を覚えてきて、多くのことが自力でできるようになる頃かなと思います。だからこそ、仕事の合う合わないとか、この会社がどんな会社かとか見えてくる時期なんだと思います。たまに仕事をまるで覚えられない3年目もいますが、彼らは強くなる風当たりに耐えられずに辞めます。そういえばひろくんも入社3年目あたりは会社辞めようと思っていました。会社や業界にもよるのでしょうが、ここで半数が消えます。

 では残った半数はいつ辞めるのか。

 今まで見てきた例だと人間関係が多いです。社内恋愛のあと別れて片方が退職、社内結婚のあと離婚して片方が退職したケースもあります。あとは親会社とぶつかって辞めていった部長もいました。

 精神疾患もありました。不眠で朝出勤できなくて辞めたケース、仕事が苛烈になる時期に出社できなくなって辞めたケース、上司が交代して仕事のやり方が大きく変わり、プレッシャーでパニック障害になった人などいました。このケースは人間関係からの発展もありますし、精神疾患系は会社や仕事に原因があるケースもありますし、そうでないケースもありますから原因の特定は大事ですね。それはすごく難しいですけども。

 エース級が辞めるケースだと、成長を感じられている間は楽しいんだけど、頭打ちになると仕事本来のつまらなさや、会社の雰囲気が悪いなどから辞めるケースがありました。

 では経営者や管理職にはどんな工夫があるといいでしょうか。3年で辞める人は仕方ないかなという感じはします。せめて仕事がある程度身に付き、成長感は感じられるよう指導員の人選はしっかりしたいですが。

 人間関係はどうでしょうか。社内恋愛社内結婚は仕方ないですね。大きい会社なら異動させて距離を取ってあげてほしいですね。上司や先輩と合わない系は、察してフォローすべき立場の人間がそもそも合わないという不幸なので、大きい会社なら上や左右の層の厚さでフォローをしてもらう。小さめの会社なら、気配りできる人間をちゃんと拾い上げて、フォローしやすい位置に置くことでフォローして貰う感じでしょうか。でもそれって、上へ役職が行くほど誰が適任か分からなくなるよね。だから上へ行った人は下の方の人気のある人、気配りのできる人との関係作りが大事なのでしょうね。

 エース級が辞めるケースについては、環境の変化を与えて、成長機会を与え続けるのが大事なんだろうなと思いました。でも小さい会社だとそれは難しいですね。仕事内容は限られてますし、エース級に他の仕事を与えると会社が回らなかったりする。それでも、やらなきゃ駄目なんでしょうね。エースは出向に出そう。そして帰ってきたら、役職を高くして自由にさせよう。

 以上、見たことのある辞める理由と思い付いた対策を書きました。中小企業は人も業務領域も限られているので対策が大変だなと思いましたが、協力会社も巻き込んで上手くやって欲しいです。みんな辞めたくなったら辞めていいけど、経営陣は頑張れよ。お疲れ様でした。